空き家の有効活用

POINT01 空き家を賃貸する

家賃収入が期待されます

空家を賃貸すると、家賃収入が期待されます。ただし、賃貸物件として適切な状態に整備することも重要です。壁や床、水回りの設備などについて、入居者が快適に生活できるようにするために、必要に応じてリフォームや改装を行うことも検討してください。
物件の管理やメンテナンスに関することを考慮する必要があります。
例えば、入居者のトラブルや修繕などが発生した場合には、すぐに対応できる体制を整える必要があります。

POINT02 空き家を売却する

費用がかかる場合があります

空家を売却すれば、管理する手間も維持費もかからなくなります。
売却する際には、物件の状態を整えることも大切です。屋内外の清掃や、修繕や改装などを行って、物件を魅力的に見せることが必要です。また、売却時には法的な手続きも必要です。具体的には、所有権の登記簿謄本や法定調書の作成、売買契約書の作成などがあります。
また、売却には、税金や手数料、仲介手数料などの費用がかかる場合があります。

POINT03 空き家バンクに登録する

入居者や購入者を探す手間を省くことができます

空き家バンクとは、自治体が主体となって運営している、空き家の持ち主と空き家に住みたい人をマッチングするサービスです。
必要書類を揃えて自治体へ提出すると、自治体により調査がおこなわれ、仲介業者が選任されて、空き家バンクに登録となります。
空き家バンクに登録することで、入居者や購入者を探す手間を省くことができます。

空き家を売りたい方はこちら

空き家は何かと損をしやすい不動産です

空き家は年々増えてきています。
空き家を相続したけれど住む予定もない場合、売った方が良いのは分かっているけれどなかなか決断できない、という方は多いのではないでしょうか。
またニュースによると松本総務相は3月24日、「京都市が法定外税「空き家税」を創設することに同意した。」とありました。2026年以降、全国の自治体で初めて、空き家所有者に独自の税金を課すことになりそうです。空家の放置は税金の対象になります。
空き家は何かと損をしやすい不動産です。高い税金に苦しめられる、空き家の資産価値を落としてしまう、近隣トラブルに巻き込まれる前に売却しましょう。

空き家数の推移グラフ
一般社団法人共同通信社の記事より引用

SELL01 空き家の売却方法1

買い取り業者に売ると、すぐに現金化が可能となります

空き家をそのままの状態で売却すると、出費なしで販売できるので高く売れるでしょう。土地や建設資材の値上がりにより新築住宅の価格が値上がっている今、古い家を購入しリフォームをして住みたいと思う買主が多い様です。「上物付き土地」「土地※現況古家あり」で販売すればそのような買主に検討してもらえるはずです。
しかし、上物付き土地がいつ売れるかは分かりません 。今以上に劣化しないように定期的な管理が必要になるでしょう。
また、買い取り業者に売るという手もあります。業者で再販するため仲介に比べてマイナスにはなりますが、すぐに現金化が可能となります。

築22年以内なら中古住宅で

木造建築物の法定耐用年数は築22年とされており、それを超える木造住宅の建物価値はゼロとみなされます。これを境に22年までの住宅を「中古住宅」それ以上経過している住宅は「古家」として扱われることが多いようです。
空き家の築年数が22年以内なら中古住宅として販売しましょう。
築年数が経っておらず、リフォームなど必要なく今すぐ住める場合は、中古住宅として販売することが可能です。土地だけでなく建物にも価値ありますので、土地だけで売るよりも高く値付けできます。

築22年以上なら古家付き土地で

築22年以上経過すると、建物の価値はほぼゼロになってします。でも自分でリフォームして使おうと思っている方にとっては新築よりも格安で暮らせるため検討の対象となります。古家付き土地として販売しましょう。

リフォームして売却

最近は古民家が人気で、築年数の古い家でも内装が現代風であれば、家そのものは「古くても良いものは良い」という考えられます。
購入意識を掻き立てるためにも、リフォームしましょう。リフォームの方法によればリフォーム費用以上に価値を上げることができるかも知れません。

SELL02 空き家の売却方法2

建物を解体し更地にして売却

土地を更地の状態で売却します。更地は、土地を取得してからすぐに家を建てられる、追加で解体費用を支払わなくて良いなどのメリットがあるので、古家付き土地より売れやすいとされています。
しかし、土地を更地にするにはお金がかかります。相場は100万円以上。さらに、固定資産税の軽減措置も受けられなくなります。 売却期間が長くなれば負担も大きくなるでしょう。