空き家管理のポイント

POINT01 給排水管について

給排水管は、使用していなければ、給排水管内部の劣化が急激に進んでしまいます。
給排水管が大きく劣化してしまうと、給排水管の修理では済まず、配管の交換となり、思わぬ出費が発生する原因となってしまいます。

POINT02 害虫駆除について

空き家の管理が悪いと、掃除することで自然とおこなわれていた害虫対策や害虫駆除が、全くできなくなってしまいます。
害虫に関する対応も空き家における大きな課題の一つです。

POINT03 換気が不十分な場合のカビなどについて

木材には、実は水分が含まれています。空き家になると換気が行われず、この木材の水分がカビの発生の原因となります。
カビは木材の劣化を早め、腐食の原因ともなってしまうので住まいの劣化には大敵です。換気が全く行われなければ、劣化が急激に進む要因となりえます。
古い物件の場合、屋根の劣化により雨漏りする可能性があります。
雨漏りによる湿気もがカビの原因となり、木材の劣化を早めてしまいます。雨漏りをしている部分はしみになっていたり、カビが生えていたり、壁紙が剥がれていたりと、何らかの印があるはずです。

POINT04 外観

締め切っていて家の中にゴミはなくても、庭やベランダなどにゴミが入って来ることもきます。
ゴミがたまると、印象も悪くなりますし、害虫の繁殖、害獣の侵入の原因にもなります。
また、近隣にあなたの家の木の枝や草が入り込んでいないか、確認してください。また、庭に雑草が生い茂っている場合には、草むしりもします。
定期的に点検し、異変がないかを確認します。

空き家管理の解決方法

建物や土地、特に空き家というものは年月の経過とともに劣化するものですから、空き家を所有している場合は維持・管理について考える必要があります。
空家の管理を自分でしたいが、遠方で忙しくなかなか来られない、自分の生活で手一杯等、空家の管理を自分で行うのは大変です。管理サービスに委託すると次のような管理を行ってくれます。

01 定期的に通水をする

空き家の管理では、「水を通す」ということも大切な作業です。
空き家となり水が流れなくなると、使われている住宅であれば水が通っているはずの「水回り」部分に、複数の不具合が起きてしまいます。水が通らなくなった水道管は、ゴミがたまったままになり錆びが進んで破裂の原因になることもあります。
水が無くなってしまうことで、下水管の臭いが上がって来るともあります。
そのため、管理サービスが1月に1回以上は、通水します。

02 室内・外の清掃

空き家で誰もいないから汚れないわけではありません。扉が開いていなくても、人が使っていなくても、室内には埃が溜まります。
花粉や種が風に乗って飛来するため、庭には雑草が生えます。雑草が生えるとそこに虫が発生したり、と近隣住民に御迷惑をかける可能性もあります。
また法律上、庭からはみ出した木の枝や草花は、邪魔になっても近隣住民が勝手に切ることができません。よって所有者が対処しておかなければなりません。管理サービスが定期的に草刈り、清掃を行います。

03 定期的に換気する

空き家の管理として、「風を通す」ことが大切です。室内にたまった「湿気」を除去するために、換気をおこないます。
家にたまった湿気は、カビ発生の原因だけでなく家自体が腐ってしまうことにもつながります。
定期的に訪問して、窓を開け、換気扇を回して、換気を実施します。

04 雨漏りの点検

空き家に雨漏りがあっても、誰も気づく人がいないため、雨が降るたびに室内が水にさらされ、カビや腐りの原因になります。空き家の管理として訪れた日が雨でなくも、壁や柱、天井などに雨のシミがないか、カビ等が生えていないかチェックすることで、雨漏りの有無がわかります。
室内の見える場所だけでなく、押し入れやクローゼットなどもチェックします。

05 雨樋の破損・外壁の塗装やひび割れの点検

空き家管理の際は、家の囲りをじっくり観察し、外壁の汚れや雨樋・瓦などにほころびがないかチェックします。雨樋や外壁に破損があると、地震、台風や強風などの災害時に、破損部分が落下して近隣に迷惑をかける危険性があります。
専門業者ならではの視線でチェックします。